ANAグループの国際物流企業であるOCSは9月8日、ANAグループとして初めて、国内外の輸送網を活かし日本発EC輸送に参入すると発表した。
OCSは、9月15日より越境EC輸送に特化した新サービス「iEC(International E-Commerce) 」の販売を開始する。世界中の消費者から注目される「Made in Japan」の名産品をANAグループの国内線ネットワークを利用して日本各地から海外へ届けることが可能だ。
9月から韓国・台湾・シンガポールへの配送よりサービスインし、今年度内には越境EC需要の旺盛なアメリカ・ヨーロッパ、その後中国などへ対象エリアを順次拡大していく。
新輸送サービスでは、各種 WEBサービスとの連携を実現することで、煩雑な海外輸送を簡単なステップで始めることができるようになる。送料に関しては燃油サーチャージなどを含めたシンプルな料金体系にプラスして、ロジスティクス等の顧客のニーズに沿ったオプション追加も可能。
OCSはこれまでもANAグループの強みを活かし、ドア・ツー・ドアのサービスやフォワーディング、ロジスティクスまでをワンストップで提供してきた。新輸送サービス「iEC」でも今まで培ってきた経験を活かし日本企業の品質を世界にいち早く、確実に届けるとしている。