鈴与商事と東急は10月24日、富士山静岡空港に太陽光発電設備を導入すると発表した。
導入する太陽光発電設備は、オンサイトPPAモデルと呼ばれるもので、発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、所有・維持管理をしたうえで、発電した電気を需要家へ供給する仕組みだ。
これにより、旅客ターミナルビル全体で使用される電力の約37%(2023年度比)を再生可能エネルギー由来への電力へと切り替えられるほか、再生可能エネルギーの地産地消も同時に実現する。
これまでも富士山静岡空港は、旅客ターミナルビル内の一部照明のLED化や、一部保安車両のEV化など空港全体を挙げて脱炭素化の取組を進めてきており、そこに2社が更なる脱炭素化に向けて助力をする形だ。
鈴与商事と東急は、事業を通じ引き続き脱炭素社会の実現に向け、太陽光発電設備をはじめとした再生可能エネルギーの普及を推進していく。
■事業概要
発電所名:富士山静岡空港 南側用地太陽光発電所
建設予定地:静岡県牧之原市坂口3336-4(富士山静岡空港滑走路南側用地に設置予定)
事業者:鈴与商事株式会社、東急株式会社(2社による事業SPCを組成)
発電容量:1016.4kW
想定年間発電量:約1300kWh(1年目の想定値)
想定自家消費量:約1073kWh(1年目の想定値/旅客ターミナルビル全体使用電力の約37%に相当)
着工:2025年3月初旬予定
運転開始:2025年6月初旬予定