アセンドは11月13日、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、既存株主、新規投資家を引受先とした第三者割当増資に加え、金融機関からの融資により、シリーズBラウンドで、総額11億円の資金調達を実施したと発表した。これにより累計調達額は約18億円となる。
今回の資金調達により、2022年から提供を開始した運送管理プラットフォーム「ロジックス」を起点に、運送事業者・荷主企業・協力会社を横断してつなぐ新たな物流ネットワーク基盤を構築するとともに、サプライチェーン全体の変革を見据えた新規事業展開を強化する。
ロジックスはリリースから約3年で全国の運送事業者に導入され、拡大を続けている。同社ではロジックスとコンサルティング事業を軸に、4PL/3PL(物流実行)・M&Aなど業態を多層化し、バリューチェーン全体を変革する「Vertical Conglomerate(バーティカル・コングロマリット)」戦略を掲げている。
具体的にはロジックスにより得られるデータを起点に、データドリブンな物流の仕組みを構築し、サプライチェーン全体でデータを活用できる基盤の確立を目指す。
さらに、M&AやAIを活用した物流DXの推進により、物流業界が持続的に成長できる仕組みづくりに取り組む考えだ。
今回の資金調達について日下瑞貴 社長は、「物流の真価を開き、あらゆる産業を支えるというミッションに立ち返り、愚直に、そして正面から業界課題の解決に邁進したい」とコメントしている。
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