ヒューマノイドロボット専用の総合支援プラットフォーム「REAaL」を開発・運営するINSOL-HIGHは7月29日、ニッセイ・キャピタルを引受先とする第三者割当増資と金融機関からの融資を合わせ、総額1億円の資金調達を完了したと発表した。
「REAaL」は、ヒューマノイドの社会実装に必要なタスク設計・模倣学習・データ蓄積・現場実装までのすべてを一気通貫で支援するデータ主導型プラットフォーム。
従来の個別ロボット導入とは異なり、複数企業でのデータ共有による大規模学習と継続的な性能向上を実現し、日本の産業現場に最適化されたロボット活用を可能にするという。
INSOL-HIGHはヒューマノイドロボットを現場で実用化するため、日本初となる産業に特化したヒューマノイドロボット専用トレーニングセンターの立ち上げを構想しており、来年以降の正式稼働に向け、参画企業を募り、運営準備を進めている。
センターでは、物流・製造現場を模した環境でのモデル構築・模倣学習・強化学習・シミュレーションを通じて、ロボットに必要なフィジカルデータ生成ができる「現場実装型トレーニングセンター」の実現を目指す。
INSOL-HIGHの磯部宗克 代表取締役は「ニッセイ・キャピタルとの長期的なパートナーシップにより、日本の物流・製造業が抱える人手不足という社会課題の解決に貢献していきたい」とコメントしている。
INSOL-HIGH/山善と業務提携し物流現場にヒューマノイドロボット実装へ