日本GLP/物流不動産ブランドは「Marq Logistics(マークロジスティクス)」へ

2025年12月02日/物流施設

オルタナティブ投資運用会社のアレス・マネジメント・コーポレーション(ARES)は12月1日、「Marq Logistics(マークロジスティクス)(「Marq」(マーク))」を物流不動産事業の新たな統一ブランドとして立ち上げると発表した。

<Marqのロゴ>
20251202marq - 日本GLP/物流不動産ブランドは「Marq Logistics(マークロジスティクス)」へ

アレスは2025年3月にGLPキャピタル・パートナーズとその関連会社の一部の国際事業(グレーター・チャイナでの事業を除く)を買収した。この買収により、日本国内最大級の物流不動産事業が含まれる日本GLPが加わり、日本における同社の事業規模は大幅に拡大した。

こうした強固な基盤をもとに、アレスは「Marq Logistics(マークロジスティクス)(「Marq」(マーク))」を物流不動産事業の新たな統一ブランドとして立ち上げる。Marqは、北米・欧州におけるアレス・インダストリアル・マネジメントの物流不動産事業と、中国以外の地域で展開するGLPのグローバルな物流不動産事業を統合するもの。

Marqは、アレスのグローバルな物流不動産事業として北米、欧州、アジア太平洋地域で約2000の先進的物流施設(延床面積:合計1700万坪超)を所有・運営する。グローバルに展開する物流不動産事業を一つのブランド「Marq」に統合することで、同社はその物流不動産の事業規模の大きさ、知見や経験、そしてネットワークを活かして、世界中の顧客に対し常に最高水準のソリューションを提供し続ける「選ばれるパートナー」としての地位をさらに確立していくとしている。

日本GLPの既存物件については、2026年夏頃を目処にブランド名称を変更する予定。それまでに竣工する新規物件については、先行して「Marq」の名称を使用する。なお、ALFALINKはMarqブランドの一ブランドであり、今後も大規模多機能型物流施設としてブランド展開を継続する。

Marqの物流施設やサービスは、顧客のニーズに応え、顧客の成功を共に支えるという高い志と理念を体現している。「Marq」という名称には、「高品質の証(A Mark of Quality)」と「物流業界を代表する施設(Marquee Property)」という意味が込められている。日本においては、物流不動産のマーケットリーダーとして物流業界に関する深い専門知識を活かし、顧客の事業成長と物流業界の持続的な発展を引き続き支援していく。

なお、アレス・リアル・エステートのジュリー・ソロモン共同責任者は「Marqは、当社が最も注力している物流不動産分野において、世界トップ3に入るリーダーシップをさらに拡大するもの。Marqの中核にあるのは、『顧客の成功を共に支える戦略的パートナーとなる』というシンプルかつ力強い理念であり、グローバルな規模と地域に根差した施設運営を活かして、すべての顧客に最高水準のサービスを提供すること」と話している。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「アレス・マネジメント・コーポレーションが築いてきた確かな基盤のもと、より高品質な物流施設の開発と運営を日本においても一層拡大していく。日本での物流不動産事業の経営陣や従業員などの運営体制は変わらず、すべての関係者と連携し、物流業界の応援団として業界の持続的な発展の実現を目指す」と述べている。

CBRE/愛知県名古屋市「OAK LOGISTICS CENTER名古屋」で7月31日~8月1日内覧会

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