Gaussyが提供する倉庫ロボットサービスRoboware(ロボウェア)は12月2日、立体型仕分けロボット 「オムニソーター」をナカムラロジスティクスの福岡物流センターに導入し、稼働開始から半年にわたりオムニソーターを運用した成果についてインタビュー動画を公開したと発表した。
<導入事例 ナカムラロジスティクス×Roboware(オムニソーター)>
インタビュー動画では、同社がオムニソーターを半年にわたり運用した中で得られた成果のほか、より高い生産性を実現するための取り組みについても詳しく伝えている。
水産物を中心とした冷凍食品物流サービスに強みを持つナカムラロジスティクスは、1919年の創業以来100年以上にわたり、安心・安全な食生活を支えてきた老舗の国際総合物流企業。温度管理や通関、各種法令手続き、検査・検疫対応など、高いノウハウが求められる冷凍食品を専門に取り扱うプロフェッショナル集団が、物流センターで深刻化する人手不足を解消するために導入したのがオムニソーターだった。
冷食需要の拡大とともに、食品物流センターでは顧客からの注文数に応じて小口で出荷する「バラ出荷」も増加しており、人手によるバラ仕分け作業は大きな負荷となる。また、寒冷環境や夜間帯といった身体的負荷の大きい労働環境のため人材を確保しにくく、採用しても定着しないという点も、自動化に舵を切るきっかけとなった。
冷食需要の拡大と物流現場の人手不足。双方の溝を埋めるソリューションとして倉庫ロボット導入による自動化への期待が高まっており、中でも負荷が大きい「バラ出荷」作業の自動化は、食品物流事業者に共通する喫緊の課題と考えられる。
なお、オムニソーターは、圧倒的な省スペースと自動高速仕分けが特徴の立体型仕分けロボット。設置や移設の負荷が少なく、貨物量に合わせて柔軟に拡縮できる高いカスタマイズ性をもち、食品からEC雑貨まで、貨物の種類や形状に幅広く対応できることから、全国で60台以上が導入されている人気の倉庫ロボット。
Gaussy/Robowareで他社販売物流ロボットの運用保守委託サービスを提供開始
