Gaussyは7月24日、安田倉庫の九州営業所(福岡県三井郡大刀洗町)に、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」のForwardX社製重量物対応AMR「Max 1500-L Slim」を13台導入したと発表した。
<ForwardX社製AMR「Max 1500-L Slim」>
安田倉庫のメディカル物流業務で、ピッキング作業の効率化と搬送作業の自動化を目指し導入したもの。
今回導入したAMRは耐荷重1500kgで、人やフォークリフトに代わって重量物の搬送作業を担う。
<動画>
安田倉庫九州営業所のメディカル物流業務ではこれまで、最大600kgを超える重量物を中心としたケースピッキング作業と、ハンドリフトを使った長距離搬送に伴う作業者の身体的負担が大きな課題だった。
ただ、一般的なAMRだと、通路幅の拡張やレイアウト変更が必要になるケースが多く、耐荷重面でも、国内メーカーでは重量物を搬送できるものがなかなか見つからなかった。
ForwardX社製AMRは、既存の倉庫レイアウトを大きく変えることなく、耐荷重の問題もクリアできるため、ケースピッキングを中心とした物流現場に最適だとして、導入が決まった。
今後は、九州営業所での成功事例をもとに、他営業所への展開や物流業界への発信も進めていきたいという。
Gaussyは、人手不足をはじめとする物流業界の構造的な課題に対し、自動化や省力化を通じ、限られた人材をより付加価値の高い業務に振り分けることを目指している。
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