ダイセーホールディングス/外部企業向けにAI自動配車・運行管理システム発表

2025年12月10日/IT・機器

ダイセーグループでDXコンサルティングを行うDX研究所は12月10日、グループ内で実証・導入を進めてきたAI自動配車・運行管理・データ分析システム「ATMTC(オートマティック)=Automatic Transport Management & Tracking Cloud」を、12月より外部企業向けに正式リリースしたと発表した。

<ATMTCロゴ>
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<スマートフォンでATMTCアプリを操作するトラックドライバー>
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ATMTCは、管理者・ドライバー双方が誰でも簡単に利用でき、現場の配車・運行管理・配送報告業務を最適化するAI自動配車・運行管理システム。すでにグループ各社で1000台規模で本番稼働しており、物流会社の現場で改良を重ねながら多面的な効果を実証している。

導入企業の効果例では、すでに「配車時間を約80%削減(簡単な自動配車操作)」、「ドライバーの労働時間を約10%削減(拘束時間の見える化・最短ルートの自動配車)」、「誤配送を約90%削減(ドライバーアプリのGPS連動で誤配送を防止)」、「顧客満足度95%以上(リアルタイムで配車状況がわかり、顧客からの問合せに即座に対応)」などの効果を生んでいる。

<利用機器イメージ>
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「ATMTC」は、配車・運行管理・分析を一元化したクラウド型の物流管理システム。AI最適化と現場データの統合により、物流現場の判断を自動化・可視化する。

機能面では、AI自動配車では、車両台数・積載量・時間指定等を考慮し、最適配車を自動算出。リアルタイム運行管理では、全車両の現在位置と配送状況を可視化。ドライバー専用アプリでは日報や到着報告がアプリで完結。GPS連動で誤配送を防ぐ。帳票・レポート出力では、運行関連レポートや拘束時間表・配送実績表などを出力する。

今後は、外部物流企業への導入支援を進めるとともに、API連携による他システム統合や、配車・運行実績データの分析・KPI可視化機能を順次拡充予定。また、AIモデルの継続的なチューニングとバージョンアップにより、自動配車精度のさらなる向上と最適運行を目指す。

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