メディパルホールディングスの連結子会社であるメディセオは1月13日、首都圏での持続可能で安定的な医療用医薬品等の供給体制強化を目指し、東京都江東区に新たな物流拠点「東京ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を開設したと発表した。
メディセオは2013年から東京都での基幹拠点の一つとして「東京中央FLC(フロント・ロジスティクス・センター)」を運用してきたが、医薬品物流量の増加や将来の物流問題への対応、地震をはじめとするの有事を見据えた事業継続計画を強化するため、既存の倉庫物件を賃借・リノベーションすることで、新たな物流拠点として「東京ALC」を設置し、「東京中央FLC」の全機能を移管するとともに、出荷規模とカバーエリアを拡張した。
「東京ALC」は、東京23区東部に位置する防災拠点として、地震をはじめとする災害時の医薬品供給機能について、出荷規模やエリアなどを大幅に拡充。免震構造に加え、自家発電装置を配備しており、停電時でも72時間のフル稼働が可能で、災害時でも止まらない物流を目指し、人々の生命と健康を守る社会インフラとしての責務を果たす。
長年培ってきた物流ノウハウと最新のAI技術・マテハン機器を融合させ、医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など、幅広く豊富な商品を「安全・安心・高品質」に届ける仕組みを構築。納品精度は「99.9997%(6σ:シックスシグマ)」という極めて高い水準を実現し、医療機関へ高品質な物流サービスを提供する。
設備投資額は約11億円(建物リノベーション費用、設備、機器等)で、出荷額(稼働当初予定)は年間約1100億円。
メディパルグループでは、医薬品流通で製薬企業から医療機関まで安全・安心・効率的に結ぶ体制を構築するべく、ALCの全国への拡大を進めてきており、これまで竣工順に神奈川、南大阪、名古屋、札幌、東北、南東京、福岡、埼玉、岡山、南九州、関東、広島、阪神の13拠点が稼働している。
今後は、「東京ALC」にメディセオのみならずメディパルグループ企業を入居させていくことで、グループ初の複合型センターへとさらに拡張させ、サプライチェーンの全体最適化と事業基盤の強化を目指す。
「東京中央FLC」として使用していた建屋は、いったん閉鎖し、営業機能を担う建屋としてリニューアルする予定。
■東京ALCの概要
名称:「東京ALC」
所在地:東京都江東区東陽5-29-15
敷地面積:6225.84m2(約1829坪)
賃借面積:1万7667.09m2(約5344坪)
構造:鉄筋コンクリート造 陸屋根 地上6階建
カバーエリア:千代田区、中央区、港区、文京区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、江戸川区ほか
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