イノフィスは3月3日、岐阜県にあるEC物流専業企業ベックに、アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」を納品したと発表した。
マッスルスーツは電気が要らないサポータータイプのもの。人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込んであり、腰の負担を軽減し物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業などを助ける。
ベックは、缶バッジマシンや関連パーツ、くるみボタンをはじめとする手芸用品を取り扱い、EC専業で国内外へ商品を発送している。
倉庫内では重量物の持ち運びや繰り返しの荷役作業が日常的に発生しており、作業者の身体的負担が大きいことが長年の課題だった。
特に腰や下半身への負荷が集中しやすく、作業後の疲労感が強いという声が多かったため、「誰もが継続して働ける環境を整備したい」とマッスルスーツ導入に至った。
着脱の手間が少なく、動作を妨げないことや、通年で使用でき洗濯も可能なことなどが決め手となり、1日着用して作業を行ったスタッフからは「帰宅後の疲労感が明らかに軽減された」との声が寄せられたという。
EC物流現場では、取扱商品の多品種化・小ロット化が進み、倉庫内オペレーションが複雑化。専門商材を扱う企業では、部材単位での細かな在庫管理や、多様なサイズ・重量の商品への対応が求められ、作業負担は年々増加している。
またEC専業企業では、店舗を持たない分、受注からピッキング、検品、梱包、発送までを少人数体制で担うケースも多く、繰り返しの荷物移動や、中腰姿勢での長時間作業が課題となっている。
