イノフィスは1月6日より、スロベニア、シンガポールでアシストスーツ「マッスルスーツ」シリーズの販売を開始したと発表した。
スロベニアは2018年の国連データによると、第二次産業のGDP構成比が32.7%と製造業が経済の重要な柱となっており、身体的負担を伴う作業に従事する労働者が多く存在する。
こうした労働環境から、マッスルスーツの導入により作業負担の軽減と労働環境の改善が期待されており、今回「マッスルスーツEvery」と「マッスルスーツSoft-Power」の2製品を展開した。
一方、シンガポールは高い経済水準を誇り、労働環境の向上や先進技術の導入に積極的な国だ。物流ハブとしての重要な役割も担っていることから、工場や倉庫での荷役作業、医療・介護分野において、マッスルスーツへの関心が高まっている。
そこでシンガポールでは、昨年10月に新発売した軽量モデル「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」の販売を開始したという。
同社はスロベニアをヨーロッパ全域への展開拠点として、シンガポールを東南アジア市場のハブとして位置づけており、両国の展開を足がかりに、さらなる海外市場への積極的な拡大を目指していくとしている。
■マッスルスーツの海外販売店(2025年1月27日時点で22か国)
アジア諸国/地域:中国、韓国、台湾、香港・マカオ、マレーシア、タイ
EU諸国:フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、ポーランド、デンマーク、エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、チェコ、スロバキア、ルーマニア
中南米地域:メキシコ