GROUND/ファインプラスの物流センターにAMR導入、生産性向上に寄与

2026年03月27日/IT・機器

GROUNDは3月27日、自律型協働ロボット(AMR)の「PEER(ピア)100」を、3PL事業者ファインプラスの「プロロジスパーク成田」内の物流センターに導入したと発表した。

<導入された「PEER(ピア)100」>
20260327gr01 2 - GROUND/ファインプラスの物流センターにAMR導入、生産性向上に寄与

ファインプラスが取り扱うキャップアパレルブランドの商品では、消費スタイルの変化に伴い商品が少量多品種化し、店舗向け出荷も高頻度かつ小ロット化が進むなど、EC運用に近い形へと変化。これにより、作業者のピッキング歩行数が大幅に増加し、出荷がひっ迫する要因となっていた。

加えて、空港近隣という立地特有の課題として、コロナ禍には一時的に確保できていた労働力が、空港の活気が戻るとともに流出し、優秀な人材の確保が困難になった。

繁忙期には人手を補うために時間雇用のサービスなども活用したが、膨大な商品や配置場所を作業者に習得してもらうための教育コストが大幅に増大し、人員を増やしても、生産性が安定しないことが深刻な課題となっていた。

これらの課題に対し、数億円規模の投資を要する自動倉庫やGTP(棚搬送型ロボット)は、コスト面や柔軟性の観点から現実的ではなかったことから、費用対効果(ROI)を最優先し、既存の現場を活かして着実に導入できる「実効性の高い投資」として、AMR「PEER 100」の導入を決定。

国の「物流効率化先進的実証事業費補助金」を活用して2024年12月に「PEER 100」のテスト運用を開始、2025年1月に本格稼働させた。

稼働初期にもかかわらず、ピッキング作業での生産性が導入前の1時間当たり62.5行から145行に向上。ピッキング作業の総労働時間を従来値比で約44%削減した。

少量多品種化が進むアパレル物流での人手不足と出荷ひっ迫の課題に対し、費用対効果を追求した「実効性の高い投資」で生産性向上につなげた。

ランニングコストを抑えるため、オンプレミス・買い取りモデル(導入台数20台)を選択。他社製品では困難だった既設Wi-Fi環境の活用も可能とし、初期投資と運用コストの最適化を実現した。

今後は、キャップやアクセサリーなどの一部アパレル製品に適用されているAMRの稼働エリアを、1フロア全体(追加2ロケーション)へと拡大することを検討中。

在庫を逃がしている他拠点でのPEER活用や追加購入についても検討を進めており、全社的な物流効率化を推進する予定。

GROUND/WES導入100拠点、社長が意思決定支援の重要性語る

LNEWSは物流に関するB2B専門のニュースを
平日毎朝メール配信しています

メルマガ無料登録はこちら

LNEWSは物流に関するB2B専門のニュースを
平日毎朝メール配信しています

メルマガ無料登録はこちら

関連記事

プロロジスに関する最新ニュース

一覧を見る

AMRに関する最新ニュース

一覧を見る

成田国際空港に関する最新ニュース

一覧を見る

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース