川西倉庫が5月18日に発表した2012年3月期決算によると、売上高230億5700万円(前年同期比6.1%増)、営業利益3億6000万円(130.9%増)、経常利益3億6100万円(118.9%増)、当期利益1億7000万円(77.8%増)となった。
冷蔵倉庫業務は、大阪地区の一部冷蔵倉庫を閉鎖したため、入庫高、出庫高、保管高、保管残高とも前期を下回ったが、普通倉庫業務は、食料品等の輸入取扱いの増加に伴い、入庫高、出庫高、保管高、保管残高とも前期を上回り、倉庫業全体でも前期を上回った。
港湾運送業務は、船内荷役業務取扱いが前期を若干下回ったが、輸入貨物の取扱い増加に伴い荷捌き業務の取扱いが堅調で、前期を上回った。
貨物運送取扱業務は、輸入貨物の取扱いが増加し、コンテナ運送やトラック運送とも前期を上回った。また、神戸地区の国内配送業務も堅調に推移した。
結果、国内物流事業の売上高は196億3700万円(6.2%増)、営業利益は1億6000万円(43.2%増)となった。
国際物流事業は、前期に比較して輸出貨物が減少したが、アジア、北米からの輸入貨物取扱いが増加したため、国際業務のNVOCC(国際複合一貫輸送)は順調に推移した。また、海外子会社2社とも堅調に推移した。
売上高は32億8900万円(5.3%増)、営業利益は1億6000万円(43.2%増)となった。
来期は、売上高233億円(1.1%増)、営業利益5億6600万円(57.2%増)、経常利益5億3800万円(49.0%増)、当期利益3億1000万円(81.8%増)を見込んでいる。