SGホールディングスは5月31日、SGホールディングスの近藤宣晃代表取締役と三谷徹取締役が出席して2012年3月期決算の発表を行った。
<決算説明をする近藤代表取締役(右側)と三谷取締役>
売上高が1.5%下がったことについては、円高の影響が7~8%売上を押し下げたとし、さらに金額面では明らかにしていないものの、タイ洪水被害により、4か月間の操業停止が大きかったとした。現在も7割程度の復旧状態だという。
デリバリー事業では、飛脚宅配便が12億9954万個(前年同期比8.8%増)、飛脚航空便が1061万個(7.2%減)、飛脚クール便は3302万個(9.9%減)、メール便は4億9833万個(23.8%減)となった。メール便の落ち込みが思ったより大きかったという。
2013年3月期の取組みについては、情報投資を含む設備投資に約400億円をつぎ込む予定だ。
着工している東京・江東区の最新鋭大型物流センター(2012年12月稼働予定)を含め、2013年3月期に約10万㎡の物流スペース増床を計画している。
2012年10月には愛知県内で新物流センターの竣工も予定されている。
物流加工現場での最新鋭音声認識システムの展開、生産性、人員配置の最適化をめざし、生産性管理システムを導入、さらに、通販事業者向け出荷用ソーターの導入も予定している。