近鉄エクスプレスは5月9日、2013年度から2015年度の中期経営計画を策定した。
2015年度の業績目標を売上高3300億円、営業利益180億円、経常利益180億円、当期利益112億円、物量面では、航空輸出重量60万トン(2012年度比36%増)、海上輸出容積55万TEU(81%増)を設定した。
世界で欧米競合他社と対等に戦える経営基盤を構築するために3つの戦略の柱を掲げている。
バランスの取れた事業構成の構築と重点品目の取扱い拡大。航空貨物事業への依存度を減らすために、海上貨物事業、ロジスティクス事業を積極的に拡大していく。また、グローバルで取扱物量を増やすため、自動車、ヘルスケア等の取扱い拡大にも取り組む。
成長する新興国でのプレゼンスの向上。世界の物流の中心であるアジアはもとより、今後輸送需要の拡大が見込まれる新興国で取扱物量を拡大し、存在感を高める。
オフショア販売の強化と効率性を追求した高品質なオペレーションの構築。さらなるサービス品質の向上を実現し、増加するオフショアビジネス(三国間輸送)のニーズを積極的に取り込んでいくとしている。
近鉄エクスプレス/「スタッド・ランス JAPAN TOUR 2024」に協賛