デカルト・データマインは12月15日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)2025年11月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。
それによると、11月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は、前年比6.7%減の160万4016TEUとなった。年計では前年数量とイーブンだった。
1位の中国発は前月比9.6%減、前年比では15.9%減。ベトナムは4月通関分から韓国を抜き第2位となっている。
トランプ関税の影響を受けたインドは、10月通関分以降2か月連続で前年比2割減。またスリランカが前年比3割以上の増加により10位に入った。
主要10品目合計は前年比4.3%減(前月比5.6%減)、年計では前年比0.5%減となった。
減少率が大きいのは自動車関連が前年比で13.1%減、次いで鉄鋼が11.7%減、玩具が10.0%減と2けたの減少。一方、プラスチックやゴムは増加した。 累計でも自動車がマイナス率トップとなり、自動車の停滞が目立った。
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