ヤマト運輸は12月15日、経済産業省の令和7年度「製品安全対策優良企業表彰」で、企業総合部門の「審査委員会賞(特別賞)」を受賞したと発表した。
<左から釘宮悦子 審査委員長、日比野靖 ヤマト運輸執行役員>

ヤマトグループは、リコール品の回収プラン策定から回収、検品、アフターフォローまでトータルでサポートする「リコール・自主回収サポート」を2007年に開始。累計400件以上の企業のリコール・自主回収を支援してきた。
具体的には、リコール品の購買層や居住者の特性などを分析し、エリアを特定した広告配信やポスティングを行うほか、ネコサポの家事代行サービスによる在宅訪問時に該当品の有無を確認するなどして回収率の向上を図っている。
また、リコールを実施した企業を対象に情報交換会を継続的に企画・運営し、多くの企業にリコール対応のノウハウを共有。リチウムイオン電池関連製品については、メーカーと連携し、保管場所の確保や発火対策などを講じることで、被害拡大防止の体制構築もする。
こうした全国の物流ネットワークを活用して迅速かつ適切に製品を回収するだけでなく、回収率向上に向けた周知や、再発防止に向けた啓発活動をリコール実施企業とともに推進していることが評価された。
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