トヨタ紡織は10月21日、中国広東省河源市で自動車用シートカバーの生産を開始したと発表した。
中国地域統括会社である豊田紡織(中国)が、広州汽車集団零部件との合弁会社、河源豊田紡織汽車部件が建設していたもの。
新会社は、自動車用シートを生産する広州桜泰からトヨタカムリのシートカバー工程を移管し、将来的には広州地域の増産に対応する。河源豊田紡織で生産するシートカバーは、広州桜泰でシートに組み立てた後、広汽豊田汽車へ納入する。
トヨタ紡織グループは、世界最適生産を目指し、重要な市場である中国地域においても生産体制を整えてコスト競争力を高め、一層の最適生産・最適物流体制を図るとしている。
■概要
会社名:河源豊田紡織汽車部件
所在地:中華人民共和国広東省河源市
設立:2013年8月
資本金:約210万USドル(約2億円)
株主構成:豊田紡織(中国)75%、広州汽車集団零部件25%
生産品目:自動車用シートカバーなどの内装部品
生産能力:23万台/年
生産開始:2013年9月
敷地面積:約1万7000㎡
建屋面積:約8700㎡
投資額:約414万USドル(約4億円)
従業員数:約230名
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