郵船ロジスティクスは6月25日、中国・蘇州エリアの同社保税倉庫会社SYLS社が、蘇州工業園区の総合保税区倉庫内に定温定湿室設備を設置したと発表した。
上海浦東空港から車で2時間、上海外高橋港から1.5時間に位置する倉庫は、中国華東地区における輸出入貨物のハブとして各種保税物流サービスを取り揃えている。
SYLSは、保有する約5000㎡の倉庫を活用し、電子部品メーカーや材料メーカーなど向けに保税貨物の保管や、梱包、ラベリングなどの付加価値業務、保税スキームを活用した物流サービスを提供してきた。
しかし、温度や湿度の厳格な管理を必要とする精密部品などの物流需要の高まりを受け、同施設内に定温定湿室を設置した。
温度・湿度調整、その変化を24時間365日記録出来るなど厳格な管理ができる。
庫内を分割することで機動的かつ細かな温度設定が可能となる。日本人職員の常駐により、緊急対応などきめ細やかなサービス提供が可能。
■定温定湿室設備概要
住所:Suzhou Prologis Park C23 unit 1, Suzhou Integrated Free Trade Zone, Jiangsu Province 215121, People’s Republic of China
面積:100㎡(倉庫全体は5235㎡)
設備:24時間、365日の温度・湿度記録が可能
防塵床、スプリンクラー、CCTVカメラ、煙探知器