日本郵船は10月1日、国内商船系教育機関へ通う学生に対して海事思想の普及を目的に、「日本郵船歴史博物館」と「日本郵船氷川丸」の入場料無料化した。
対象者は船員を養成している鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校、富山高等専門学校、東京海洋大学、神戸大学海事科学部、東海大学海洋学部、水産大学校、9校の商船系コースの学生約5700名。
現在、日本人の外航船員数は減少の一途をたどり、外国人船員なしでは日本の海上輸送が成り立たないほどになっている。 こうした現状を踏まえ、日本郵船は次代を担う学生たちが日本海運の歴史や船に興味を持ち、少しでも多くの学生が日本人船員となって社会に貢献してくれることを願っているとしている。