大日本印刷(DNP)は9月2日、各種有機化合物から発生する不快な臭気を持つガス(アウトガス)のうち、アルデヒド系やケトン系の臭気を吸着する「DNPにおい吸着包材(アルデヒド・ケトン用)」を開発したと発表した。
医薬品や医療器具、産業資材、化学薬品などの包材向けに今年9月から量産を開始する。
「DNPにおい吸着包材」は特定の臭いを吸着する材料をフィルムに添加した包材。医薬品を包装してから24時間後には、臭いの成分となるアウトガスがほぼ100%フィルムに吸着され、無臭状態になる。これによりパッケージ開封時の臭いによる不快感を軽減できる。
2019年度までに5億円の売上を目指す。