川崎汽船が10月30日に発表した2016年3月期第2四半期決算は、売上高6683億3800万円(前年同期比1.3%増)、営業利益187億7400万円(24.6%減)、経常利益159億7000万円(38.3%増)、当期利益116億7800万円(44.9%増)となった。
海運業を取りまく事業環境については、原油安に伴い燃料油価格は下落し、円安傾向も継続したものの、船腹の供給圧力が強まり、需要も伸び悩んだことにより需給バランスは悪化し、コンテナ船の海上運賃は下落し、ドライバルク事業においては市況低迷が継続した。
引き続き減速運航をはじめとする運航コストの削減に努めたが、前年同期比で業績は悪化した。
通期は、売上高1兆3000億円(3.9%減)、営業利益240億円(50.0%減)、経常利益200億円(59.2%減)、当期利益120億円(55.3%減)の見通し。
近鉄GHD 決算/国際物流の売上高3.2%増、営業利益24.6%減