商船三井は7月25日、インドネシアのジャカルタで「商船三井インドネシア創業25周年パーティ」を開催した。
<パーティでスピーチする池田社長>

パーティーには、取引先や関係者など合計200名が出席した。
商船三井は、1972年にジャカルタ駐在員事務所を開設以来、1986年にはLNG船の船舶管理に従事する合弁会社を設立するなど、LNG輸送の分野で長い歴史を持っている。
また、商船三井インドネシアとしては1994年にコンテナ船代理店事業を主業として営業を開始し、以降は自動車専用船のジャカルタへの週次配船サービスを開始、また物流事業の現地法人を設立するなど、事業を拡大。2018年のコンテナ船事業統合以降は、エネルギー、完成車、原材料のばら積み輸送を中心とした不定期専用船事業に特化している。
今後は輸送に加えて、強みとする海洋事業で西ジャワ州にある火力発電所向けのFSRUを用いたGas-to-Powerプロジェクトに参画するなど、インドネシアでの事業を拡充していく方針だ。
パーティーの挨拶の中で商船三井の池田潤一郎社長は、「インドネシアは広大な国土、世界第四位の人口に加え、豊富なエネルギー資源を背景に、今後益々の経済発展が期待され、世界経済における重要性も増していくであろう」とコメント。
また、パーティーに出席した石井正文駐インドネシア大使は「インドネシア船員のさらなる雇用創出・人材育成と、インドネシア国内外へのLNG輸送ビジネスへの参入などを通じて、インドネシアの将来への貢献に期待したい」と語った。