山九が7月30日に発表した2020年3月期第1四半期決算によると、売上高1410億7900万円(前年同期比0.5%減)、営業利益95億円(8.0%減)、経常利益97億7400万円(7.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益63億6200万円(6.8%増)となった。
物流事業の売上高は719億1200万円(1.4%増)、営業利益は27億2900万円(12.4%増)。
物流事業のうち、港湾事業では、主要船社のコンテナ取扱量は減少となったが、港頭倉庫での保管・荷役作業等は増加となった。
国際物流事業では、大型プロジェクト輸送作業の遅延や前期大型案件との取扱量の差はあったが、国際航空貨物事業会社を新規連結したことにより、増収となった。
3PL事業では、消費財・化成品の取扱増加に加え、取り組みを継続している輸配送作業料の改善がシナジー効果となり、収益力向上に寄与した。
構内作業は、総じてほぼ前年並みとなったが、物流事業全体では増収増益となった。
なお、機工事業の売上高は627億5300万円(3.1%減)、営業利益は62億7700万円(16.9%減)だった。
通期は、売上高5650億円(1.3%減)、営業利益350億円(10.8%減)、経常利益355億円(9.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益240億円(12.6%減)を見込んでいる。
岡山県貨物運送/4~6月の売上高0.8%増、営業利益17.1%増