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グリーン物流パートナーシップ/佐川、ヤマト、JPR等が受賞

2019年12月06日/SCM・経営

国土交通省は12月6日、「令和元年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」について、国土交通大臣表彰1件、公共交通・物流政策審議官表彰1件、グリーン物流パートナーシップ会議特別賞1件の表彰を決定し、発表した。

<「日本初の鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載輸送」概要図>

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受賞者は、国土交通大臣表彰が佐川急便、北海道旅客鉄道、天塩ハイヤーによる日本初の鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載輸送。佐川急便稚内営業所から幌延町向けの宅配貨物の一部を、稚内駅から旅客列車に積み込み、幌延駅からタクシーが各配達先までの配達を行うことで、省力化と環境負荷低減を実現。

これにより、CO2排出削減量を3.8t-CO2/年(83%)削減。ドライバー運転時間は、約417時間/年(34%)削減した。

<「食品、日用品メーカー混載による輸送効率化への共創」の概要図>

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国土交通省公共交通・物流政策審議官表彰は、JPR(日本パレットレンタル)、キユーピー、サンスター、関光汽船、キユーソー流通システムによる食品、日用品メーカー混載による輸送効率化への共創。

関西・九州間を結ぶ製品等の輸送について、トレーラーの固定利用や出荷量の平準化、出荷日の固定等により、船舶による無人航送への転換(モーダルシフト)ならびに、高い実車率99.4%による輸送の効率化を実施。

これにより、CO2排出削減量は120.0t-CO2(65.0%)削減、ドライバー運転時間省力化で344時間(86.8%)削減した。

<「スーパーフルトレーラSF25を活用した共同輸送による物流効率化」の概要図>

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グリーン物流パートナーシップ会議特別賞はヤマト運輸、西濃運輸、日本通運、日本郵便が、スーパーフルトレーラSF25を活用した共同輸送による物流効率化で受賞。

関東~関西間を結ぶ宅配貨物等の幹線輸送について、25mダブル連結トラックを活用した共同輸送を実施することで、物流効率化並びに環境負荷の低減を実現した。

これにより、CO2排出削減は875.3-CO2/年(36.4%削減)、輸送力(生産性)向上効果は運行台数約50%削減となった。

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