東大発AIベンチャーのTRUST SMITHは12月9日、AIを使った障害物回避型アームのアルゴリズム開発に成功したと発表した。
<ロボットへの実装でピッキング作業の自動化に寄与する>

開発に成功したアルゴリズムは、「リーマン計量」と呼ばれる微分幾何学の理論に基づいて空間内に存在する障害物を回避し、目的物へアプローチするというもの。
アームから見た空間内の物体との距離、相対速度、相対加速度に応じて適切に場を計量することが可能で、障害物が動いていても安全に回避しながら、目的物へ到達することができるという。
この技術をロボットに実装することで、これまで手作業で行っていた製品のピッキング作業を自動化でき、大幅な省力化とコストカットが期待できるとしている。
なお、TRUST SMITHは自動運転ドローンによる発電施設の故障検知技術も開発・展開しており、開発したアルゴリズムを拡張することで同技術にも適用が可能としている。
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