日本通運は4月24日、国内航空貨物の生産性向上の取り組みとして、4月からウェアラブルスキャナを導入したと発表した。
<ウェアラブルスキャナ>
ウェアラブルスキャナは、仕分け作業に対応した小型・軽量設計で、操作性が高いハンズフリータイプの端末。ハンディターミナルのように手に持つ必要がなく、両手を使ったスムーズで高品質な作業が可能となる。
作業店では、実施するトレースデータ(貨物追跡情報)登録作業をウェアラブル化することで、作業の効率化が図られる。
また、ウェアラブルスキャナにシステムチェック(照合)機能を搭載したことで、作業店で方面別仕分を行う際の人的ミスを要因とした誤仕分を未然に防止し、作業品質を向上することができる。
ウェアラブルスキャナの導入は、労働力不足や総労働時間短縮など、物流現場が抱える課題解決に向けた生産性向上の取り組みの一環。日本通運は、今後も生産性向上を目指し、積極的に新しい技術やツールの導入に取り組んでいくとしている。