（株）エスラインの平成19年3月期連結決算は、売上高392億5400万円（前期比3.3％増）、営業利益7億300万円（19.0％減）、当期純利益5億6700万円（前の期は16億4000万円の赤字）となった。
主力の特別積合せ部門では、一出荷場所から各店舗への定時配送を実現する大手ディスカウントショップの配送、全国各地から出荷になる貨物を物流センターに集約納品する量販店の調達物流など、商業貨物を中心に荷主の物流ニーズにあった輸送サービスを情報システムと積極的な提案営業の展開で提供した。
専門輸送分野も、大手量販店のベンダー集荷からセンター間輸送、店舗配送までの一貫した輸送業務、ドラッグストアやコンビニエンスストアのルート配送業務、家電や大型家具の保管・配送・設置業務などを担当地域のグループ各社が取り組み、業容拡大と新規取引先の獲得に注力した。
また、関西地区の主要拠点となるエスラインギフの大阪支店を開設し、運行効率の改善、集配エリアの見直しによる自社車両の効率アップ、保管施設の活用、早期作業終了への取り組みを行った。
「グリーン経営認証」取得やエコドライブ推進など環境対策にも取り組み、エスラインギフで2006年に導入したデジタルタコグラフ装着車が省エネ運転・安全運転の面で一定の成果を収めた、として、今期も追加導入を行うこととした。
