(社)全日本トラック協会は6月11日、軽油価格の影響と運賃転嫁に関する調査結果を公表し、軽油価格は平成18年9月をピークに低下しつつあったが、19年4月からまた上昇に転じ、4月の軽油価格は、1リットルあたり95.5円(スタンド)、89.0円(ローリー)、93.5円(カード)となった。
とくにローリーでみれば対前年同月比では0.1円高、15年度平均比では25.3円高であったとしている。高騰に対して、同協会では、トラック運送事業者の荷主との運賃値上げ交渉の状況、運賃転嫁の実態等について調査(5月10日~5月30日)し、荷主に対し運賃値上げの交渉を行っている事業者は62.0%、また一部でも運賃転嫁ができた事業者は36.8%で、これらの事業者における値上率は平均で4.0%だった。