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JR貨物/19年度上半期輸送動向、中越沖地震・冷夏響き荷動き低調

2007年10月15日/調査・統計

日本貨物鉄道(株)(JR貨物)がまとめた平成19年度上半期(4-9月)の輸送動向によると、7月に発生した新潟県中越沖地震のほか、7月までの冷夏の影響などで荷動きが低調に推移し、コンテナが1124万8000トン(前年比0.2%減)、車扱568万7000トン(7.8%減)となった。

7月16日に震度6強を記録した新潟県中越沖地震が発生し、信越線柿崎駅-柏崎駅間が59日間にわたり不通となった。この間、東海道・東北線経由の迂回列車の運転をはじめ、不通区間での利用運送事業者と連携したトラックによる代行輸送を実施。地震による列車運休は高速貨1492本、専貨65本となった。

また、7月以降、3度の台風上陸があったほか、大雨などによる輸送障害が各地で発生し、上半期全体では高速貨1974本、専貨91本が運休した。

コンテナ貨物では、政府米・民間流通米の出荷が好調であった農産品・青果物、堅調な出荷が続く自動車部品などが前年を上回ったものの、一部品目で他輸送機関に転移し減送となった食料工業品のほか、輸送障害の影響を受けた化学薬品、紙・パルプ、積合せ貨物などが前年を大きく下回った。

車扱貨物では、燃料転換などにより重油、灯油が大きく減送となった石油、一部区間で輸送終了とな
ったセメントなど、すべての品目が前年を下回った。

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