LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

サンリツ/中国向けが不調も国内好調で増収

2008年07月31日/決算

サンリツの2008年3月期第1四半期決算は、売上高44億100万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は1億5900万円(16.4%減)、経常利益が1億7100万円(7.6%減)、当期利益が9800万円(20.9%増)と増収減益となった。

増収の要因は、梱包事業部門で工作機械、移動体通信機器が堅調に推移したこと。国際物流分野での欧州・アジア向け需要が好調だったことも増収に貢献した。また、精密機器など航空貨物も堅調に居推移したという。同部門の売上高は30億7600万円、営業利益1億8500万円となった。

運輸事業部門も航空貨物・海上輸送ともに好調に推移。医療関連機器の3PL分野での取り扱いも増大し、売上高7億9400万円、営業利益3700万円を確保した。

倉庫事業部門では、半導体や精密機器などの航空貨物の取扱量が増加。売上高は7億9400万円、営業利益9700万円を確保した。周辺事業の賃貸ビル事業の売上高は1億400万円、営業利益は4200万円だった。

海外売上高は5億2691万円だが、全額が中国向けで占められた。反面、4000万円の営業損失も計上。新規顧客の開拓に注力したものの取扱高が小規模だったこと、燃料費、材料費の高騰が影響したことなどが主要因としている。

国内は国際物流分野の取扱量拡大により、売上高38億8000万円、営業利益3億9700万円となった。

通期の業績予想は原油・資源価格の高騰傾向が続くと予想するが、その影響が不透明なため特に修正はなく、売上高は185億円、営業利益11億8000万円、経常利益11億4000万円、当期利益6億4000万円をそれぞれ見込んでいる。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース