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新和内航海運/船隊のドック入り影響し大幅減益

2008年08月06日/決算

新和内航海運の2009年3月期第1四半期決算は売上高44億7000万円(前年同期比5.8%増)と増収を確保したが、営業利益は4000万円(84.2%減)、経常利益も4000万円(84.1%減)、当期損失700万円なった。

利益率の減少は、海運業界に共通した背景となっている燃料費の高騰。高騰の幅が見込み以上であったこと、また保有船舶のドック入りが同期に集中し4800万円の損益を計上したことが影響した。このドック入りで、稼働可能な船舶が減少したことも減益に拍車を掛けた。

顧客の業種別動向では、鉄鋼メーカーの粗鋼生産量が引き続き堅調に推移したため、内航海運業で各種鋼材やスラブなど半製品などの荷動きが予想通りだったという。電力関連では、石炭火力発電所で発生する石炭灰も堅調だったが、このほかの一般貨物の荷動きが鈍かったため売上高は微増にとどまった。

同社は今回の集中的なドック入りを考慮し、修繕費を上期発生見込み額の半額を計上する会計基準から、発生ベースでの計上に同期から変更した。

通期の業績予想では売上高186億円、営業利益10億5000万円、経常利益10億1000万円、当期利益は5億3000万円を見込んでいる。

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