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日本オラクル/サービス部門好調で第1四半期売上高11%増

2008年10月01日/決算

日本オラクルは9月30日、2009年5月期の第1四半期決算を発表した。それによると、売上高は277億円(前期比11.5%増)、営業利益は80億8500万円(3.3%増)、経常利益は81億8500万円(2.5%増)、当期利益は48億1700万円(2.8%増)と増収増益となった。

第1四半期の概況では、親会社オラクル・コーポレーションの買収で加わった製品やサービスを取り扱う日本オラクルインフォメーションシステムズと、7月に製品供給窓口としてオラクル・コーポレーションが買収したBEA Systems,Incの日本法人、日本BEAシステムズの2社が協業を開始。早速協業効果が現れた形となった。これにより製品・サービスラインナップが拡充され、組み合わせのバリエーションも増加。さらに、BEA製品の販売とサービス提供を担ってきた人材の出向を受け入れたことで、今後の営業力・提案力の強化も期待できるという。

このほか部門別などの動向では、データベース管理ソフトの新規ライセンス販売を主力とするソフトウェアプロダクト部門が微減を記録。反面、顧客向けライセンスのアップデート・保守サービス担当のアップデート&プロダクト・サポート部門では新規契約、更新が好調で増収を確保。この結果、ソフトウェア関連部門の売上高は231億5600万円(8.6%増)となった。サービス部門は、アドバンスト・サポートなどが牽引役となり大幅増収を記録。またコンサルティングサービス部門も、新しい研修プログラムの開発とリリースを継続し、これらの効果でサービス部門売上高は45億4400万円(29.6%増)となった。

利益面では、ソフトウェアプロダクト部門に比較して人件費など原価率の高いサービス部門の売上が増加したこと、買収製品などの売上増加に伴い支払うロイヤルティ金額が増加したことにより、売上原価率が上昇。日本BEAシステムズからの出向受入で人件費も純増した。加えて、7月末に完成した新本社ビルの減価償却費の増加などで販売費・一般管理費が増加。営業利益率は29.2%に低下したものの、売上規模の拡大で営業利益は前年同期比2億5600万円増加した。

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