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東海運/国際物流好調も不動産業など足引っ張り減益、当期利益20%減

2008年10月31日/決算

東海運が10月30日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は217億1700万円(前期比8.3%増)、営業利益7億6400万円(7.0%減)、経常利益7億2500万円(10.1%減)、当期利益4億100万円(20.9%減)の増収減益となった。

中間期は、物流事業の国際貨物で、中国・東南アジア向け貿易が順調に推移。海上コンテナ取扱量が増加し、国際複合一貫輸送でロシア・CIS地域向けのパイプ・建設機械輸送の取扱が好調だった。国内貨物はセメント・セメント関連製品の輸送量が低迷したものの、産業廃棄物の輸送量は増加した。物流事業全体では売上高154億7600万円(10.0%増)、営業利益10億2300万円(2.7%増)と増収増益を確保した。

海運事業は、内航セメント船の定期用船収入は増加したものの、外航貨物船の砂・砂利、産業廃棄物取扱量が減少し、これに燃料費高騰による輸送コスト増加が重なったため、売上高は59億8900万円(4.5%増)、営業利益2億1500万円(20.0%減)と営業利益が大幅減となった。

不動産事業は、賃貸ビルのテナント移動で賃料収入が減少し、修繕費等の維持コストが増加したため、売上高2億5000万円(2.9%減)、営業利益1億7300万円(6.4%減)の減収減益となった。

通期の業績予測は景況感を反映し中間期決算発表と同時に修正。売上高419億7300万円(4.2%減)、営業利益12億9400万円(24.2%減)、経常利益12億2600万円(27.3%減)、当期利益6億9200万円(48.0%減)と増収減益が継続する。

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