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宇徳/車両やプラント類が拡大し、当期利益65%増

2008年10月31日/決算

宇徳が10月30日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は240億5500万円(前期比15.8%増)、営業利益16億6300万円(50.6%増)、経常利益16億8900万円(51.7%増)、当期利益10億5400万円(65.2%増)と増収増益を確保した。

部門別の概況は、港湾事業で主要拠点の京浜港が、北米向けが減少したものの、アジア・中東むけなどが増加基調で推移。種類別では車輌、建設機械の取扱い量が順調に伸び、また他部門との連携強化で注力しているプラント貨物等の取扱いも伸張し増収増益を確保した。

物流事業は、収益力と採算性の向上を目指し事業と内外子会社の再編・合理化を継続。中間期は輸出入貨物、陸上輸送の取扱いが堅調に推移し、大型海上輸送案件の受注や新規の青果関連輸送などが貢献した。

また不採算事業の整理でコスト削減効果も見られ、採算が向上しこちらも増収増益となった。

プラント類のパーツ輸送などのプラント事業は、国内向けは公共事業・設備投資減の影響で低調に推移。タイ・シンガポール向けが石油化学プラントなどが順調だったため大幅な増収増益を記録した。不動産・その他事業は一部テナントの退去などで減収減益となった。

下期は港湾事業・物流事業で輸出入貨物の取扱量の減少が予想されるが、上期に港湾事業の取扱量が予想を上回ったこと、プラント事業で一部海外案件の工程変更による繰越が予想されてものの新規案件等が順調に受注できていることなどから、現時点で予測に変更はない。

売上高は460億円(0.3%増)、営業利益32億円(1.2%増)、経常利益32億円(1.2%増)、当期利益19億5000万円(8.2%増)と小幅な伸びにとどまる見通し。

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