杉村倉庫が10月31日に発表した2009年3月期の中間によると、昨年5月より稼働の新倉庫での配送センター業務の開始で、機械、紙・パルプの取扱量が増加したが、農水産品の取扱量が減少したため売上高53億8600万円（6.2％減）、営業利益5億2700万円（14.0％増）、経常利益4億5000万円（15.0％増）、当期利益1億9800万円（7.6％増）と減収増益となった。
倉庫業は、米や繊維製品等の取扱数量が減少したことなどにより、保管料収入が減少し、また、輸入野菜の取扱数量の減少により荷役荷捌料収入が減少し、前年に比べ2億3300万円（7.6％）減少し、28億4400万円となった。
運送業は、新倉庫の本格稼働が昨年5月であったため、これに関係する貨物運送や構内作業は、今期は稼働日数が多かったので実質増収になったものの、他の引越、移転業務の取扱の減少により、前年に比べ1億5800万円（7.3％）減少し、20億400万円。
しかし、営業原価の下払作業費、人件費、販売費と一般管理費の人件費も減少したため、利益が増となった。
