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ゼロ/新車輸送受託減が打撃、営業利益87%減

2008年11月14日/決算

ゼロが11月13日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は134億4000万円(前期比0.4%減)、営業利益2000万円(87.3%減)、経常利益3900万円(79.4%減)、当期利益200万円(97.8%)となった。

事業別の概況は、一般貨物輸送で今春に関東地域に設置した三郷、北関東、川崎の新センターが稼動を開始。食品や一般消費財などを中心に業容を拡大した。グループ会社の苅田港海陸運送は、電力の需要増に伴って発電用の石炭の取り扱い量が増加。売上高は16億6100万円(8.1%増)、営業利益は3900万円(58.4%増)と稼ぎ頭となった。

車両輸送事業は販売低迷により日産自動車や輸入車向けの新車輸送の受託台数が減少。新車以外の中古車やマイカーの輸送受託台数を2.5%に拡大したが、新車の落ち込み幅を補うまでにはならなかった。車両整備事業は輸送同様に日産自動車や輸入車の新車整備が落ち込み、売上高は115億3700万円(1.7%減)と微減となった。利益面では軽油の一般販売価格が高騰し収益を圧迫した。新車を中心に受託台数が減少したこと、整備事業の売上減なども限界利益減少に拍車を掛け、営業利益は2億9900万円(34.2%減)となった。

中古車入札会事業は、10月末に新設された鹿児島会場で順調に出品台数を獲得。新車販売会社への営業活動強化などで売上高は2億4200万円(12.1%増)営業利益も6900万円(8.4%増)と伸長した。

通期は自動車輸送の受託減少を見込み、予測値を変更した。修正後の予測売上高は547億円(3.2%減)、営業利益5億5000万円(51.3%減)、経常利益5億3000万円(45.9%減)、当期利益1億8000万円(62.5%減)を見込んでいる。

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