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キユーソー流通/第2四半期、運送事業の増益で営業利益2.6倍

2009年06月29日/決算

キユーソー流通システムが6月29日に発表した2009年11月期第2四半期決算によると、売上高は670億5700万円(前年同期比3.8%減)、営業利益4億5300万円(159.4%増)、経常利益4億4200万円(106.4%増)、当期利益400万円(前期は1900万円の当期損失)となった。

各事業別の概況は、倉庫事業の共同物流が景気悪化で既存取引の在庫・出荷物量が減少。倉庫事業収益は減収となり、利益面は、パレット費用など合理化改善が進捗したものの、売上高の減少で固定費が吸収できず減益となった。倉庫事業の売上高は、105億8400万円(3.8%減)、営業損失は7億5600万円(前期は5億1900万円の営業損失)と減益幅が拡大した。

運送事業では専用物流の売上は増収だが、出荷量の減少や燃料サーチャージの是正で共同物流の既存取引の売上高が減少し、運送事業は結果的に減収だった。利益面では、共同物流の売上高減少で粗利益が悪化した一方、燃料単価の下落で燃料仕入コストが減少し、合理化も改善が進捗したため増益となった。運送事業の売上高は497億2900万円(2.9%減)、営業利益は11億4800万円(101.2%増)の増益を確保した。

その他事業は、燃料単価の下落と販売量の減少で売上高67億4300万円(10.1%減)、営業利益は4300万円(60.0%減)の減益となった。

通期は売上高1340億円(6.3%減)、営業利益11億円(9.9%減)、経常利益10億円(21.9%減)、当期利益3億5000万円(9.1%増)を見込んでいる。

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