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極洋/物流サービス好調も水産商事事業などで前年割れ、売上高7.6%減

2009年07月28日/決算

極洋が7月28日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は338億7500万円(前年同期比7.6%減)、営業利益7億2300万円(26.9%減)、経常利益7億7800万円(18.8%減)、当期利益3億5700万円(37.5%減)となった。

水産商事事業では高級商材の扱いが減少した一方、安価で推移しているエビの取扱増や低価格商材の拡販に務めたが減収減益となった。

加工食品事業の水産冷凍食品事業では、低価格の寿司種商材、加熱用食品を投入し拡販を図った。タイ・KUE社も寿司関連商材の欧米向け販売で収益確保に努め、調理冷凍食品事業も高単価商品の販売は低迷したが、低価格の魚フライ類の販売が好調で、売上は前期を上回った。

常温食品事業は新型インフルエンザ対策などで魚介缶詰を拡販でき、ジョッキの連結子会社化もあり売上、利益ともに前年実績超となった。

物流サービス事業では、冷蔵倉庫事業の営業力強化と事業効率化に務め売上、利益ともに前年実績を上回ったが、冷蔵運搬船事業は国際的な市況低迷で前年実績割れとなった。

カツオ・マグロ製造加工と販売事業は生産体制の効率化、外食ルートなどへの拡販に注力した結果、売上は市況低迷の影響などで前年を下回ったが、利益は前期を上回った。海外まき網事業は漁獲減少とカツオの価格下落などで前期を下回った。

通期は売上高1600億円(8.4%増)、営業利益34億円(14.0%増)、経常利益33億円(14.8%増)、当期利益18億円(13.4%増)を見込んでいる。

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