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アルプス物流/固定費など膨らみ当期利益27.3%減

2008年11月05日/決算

アルプス物流が11月4日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は320億200万円(前期比3.8%増)、営業利益19億7000万円(24.7%減)、経常利益19億9900万円(24.9%減)、当期利益10億8600万円(27.3%減)と増収減益となった。

部門別の概況は、電子部品物流事業で電子部品の荷動きが低迷。部材調達の海外間取引増加で、国内の取引規模が縮小した影響を受けた、国内向けでは、運送・輸出入関連が取扱貨物量の減少で減収となったものの、保管業務は拡販努力で増収となった。

海外向けでは、中国内での長距離輸送サービスや輸出加工区を活用した物流提案営業で運送、保管関連ともに売上が伸長。輸出入関連も取扱貨物量の拡大で、海外法人全体で増収となった。利益面では、輸出入の取扱貨物量減少などを、保管関連の利益増や海外事業の拡大でカバーしきれず減益。電子部品物流事業全体の売上高は169億900万円(2.6%増)、営業利益は16億7200万円(21.0%減)とこちらも増収減益となった。

流通サービスが展開している消費物流事業では、生協関連の個配業務を中心に売上が拡大した。しかし、昨年11月にスタートした西宮北物流センターの償却費、燃料費高騰や人手不足に伴う労務費増など営業経費が膨らみ減益となった。消費物流事業の売上高は106億8500万円(7.9%増)、営業利益は1億8200万円(48.8%減)となった。包装資材・成形材料の商品販売事業では、顧客の海外生産促進での現地調達化推進に対応し、中国では売上を伸ばしたが国内が不振に終わり、結果として微減収に終わった。営業利益は、原材料価格高騰の影響で減益。売上高は44億700万円(1.0%減)、営業利益1億1500万円(18.5%減)と減収減益に終わった。

中間期の不振を受け、通期の業績予測も修正した。修正後の予測値は売上高656億円(1.1%減)、営業利益44億2000万円(18.1%増)、経常利益44億9000万円(18.4%増)、当期利益22億7000万円(22.3%減)と、減収減益を見込んでいる。

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