経済産業省が4月15日に発表した2月の鉱工業指数確報によると、生産指数の確報値は前月比9.4%減、指数水準は69.5(季節調整済)となった。輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業などの低迷が生産の低下の一因となった形。
出荷指数の確報値は6.1%減となり、指数水準は72.0となった。出荷低下は、輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業などの不振が影響した。在庫指数の確報値は4.2%低下し、指数水準は103.5。在庫の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業など。在庫率指数の確報値は5.5%上昇した。
稼働率・生産能力指数の概況では、稼働率指数は11.9%低下し(指数は60.5)、生産能力指数は前月比で増減なし(原指数106.4)となった。