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米国向けコンテナ/トップ中国変わらず、韓国、ベトナムが伸びる

2011年01月22日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は1月21日、米国向け2010年アジア10カ国コンテナ国別ランキングを発表した。

それによると、積地ベースでは韓国(対前年伸び率19.3%増)は前年3位から2位に、ベトナム(191.5%増)は11位から8位と順位を上げた。一方で、マレーシア(7.9%増)は7位から10位に、香港(8.2%増)が2位から3位にランクダウンした。

荷受地ベースでも、同様に韓国(26.8%増)が前年の3位から2位に、ベトナム(21.3%増)は6位となっている。日本(13.8%増)は前年2位から3位になっている。

ランキングの傾向では、アジア輸出の約6割を占める中国が積地ベース、荷受地ベースともに、アジア全体の伸び(17%)をやや上回る成長で全体を牽引している。2007年のピークには僅か及ばなかったものの、2008年に対しては約2%上回る回復を示しました。

韓国は積地ベースで香港を、荷受では日本を(それぞれ09年は2位)を抜いて2010年は初めて2位に躍進した。荷受地ベースでは日本をやや上回り、積出ベースでは中国華北3港、博多港などからのトランスシップの増加で、香港を上回った。

香港は積地、荷受、夫々の伸び率は8.2%、4.4%とアジア平均よりも低い点が目立つが、更に、中国の伸び率と比べてみれば、中国の成長カーブに連動していないことがわかる。中国からのトランスシップ数量の減少傾向が裏付けられており、韓国にわずか(4%)下回った。

日本は積地、荷受、夫々で12.1%増、13.8%増と2桁の成長だったが、荷受ベースで韓国の26.8%増には敵わず、数量で約6%だけ韓国を下回り、2位から初めて3位になった。荷受地ベースでは2~3位を競う上位グループ同志でも日本は積出ベースでは台湾(4位)を下回り5位(シェア5.3%)と、韓国(シェア10.6%)との差が目立つ。

シンガポールはインドネシア、マレーシア、タイなどのハブ港として積地ベースで26.7%増だった。

下位グループのアセアンと南アジアのなかでは、荷受地ベースで6位だったベトナムが、積地ベースでも2010年は191%と大幅増。スリランカを抜いて11位から8位へとTop10に初めて入った。また、タイも積地ベースで30%増と伸び7位に上がった。

問い合わせ
日本:ZepolJapan
mnanseki@zepol.jp

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