住友倉庫が2月8日に発表した2011年3月期第3四半期決算によると、売上高は984億9300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益74億8400万円(32.6%増)、経常利益84億3800万円(36.3%増)、当期利益40億2800万円(28.6%増)と増収増益となった。
セグメント別の倉庫売上は、倉庫保管残高は概ね前年同期を下回って推移したものの、入出庫の取扱いが増加したほか、連結子会社において前連結会計年度に稼働した配送センターが寄与したことから、158億6300万円となった。
港湾運送売上は、コンテナ荷捌は前連結会計年度に取扱いを開始した新規航路が寄与したほか、既存航路の取扱いも順調で、一般荷捌も輸出貨物、輸入貨物とも復調したことから、277億円となった。
国際輸送売上は、一貫輸送は東南アジア、中国、欧州を中心とした取扱増加により増収となり、航空貨物の取扱いも回復したほか、海外子会社における貨物取扱いも概ね堅調であったことから、191億5600万円となった。
陸上運送ほか売上は、前連結会計年度に稼働した配送センターが寄与したことなどから、282億6900万円となった。
結果、物流事業全体の営業収益は909億8800万円となり、営業収益の増加に加え、減価償却費等も減少したことから、営業利益は57億3800万円となった。
通期では、売上高は1280億円(5.2%増)、営業利益93億円(17.6%増)、経常利益101億円(19.8%増)、当期利益46億円(49.9%増)と見込む。
澁澤倉庫 決算/4~6月の売上高5.9%増、営業利益32.6%増