LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本ビクター/日本レコードセンターをティーエルロジコムに譲渡

2011年02月11日/SCM・経営

日本ビクターは2月10日、SBSホールディングスの子会社ティーエルロジコムに日本レコードセンターの株式を譲渡することで合意した。

ビクターと子会社であるビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメントが保有する日本レコードセンターの株式全部(発行済株式の98.54%)を譲渡する。今後、3月に株式譲渡契約を締結し、4月に株式譲渡の予定。

日本レコードセンターは、グループ内外の音楽・映像ソフトの物流事業の受託に特化した日本ビクターの物流子会社で、2010年3月期の売上高は38億7700万円(前期比23.7%減)。

しかし、市場における音楽・映像ソフトの物流量減少傾向が続いていることをふまえ、物流業務の3PL化を進めるとともに、強みである多品種少量配送を活かした新たな発展の可能性を検討していたもの。

ティーエルロジコムは、昨年4月にJVCケンウッドグループよりビクターロジスティクス(現、VLロジネット)を取得しており、今回の日本レコードセンターの取得で、音楽・映像ソフトの物流も一括受託する3PL業務を新たに加えることになる。

多品種少量商品の在庫、ピッキング、管理、追跡システムなどのノウハウを得るとともに、日本レコードセンターが外注している配送業務をティーエルロジコムで吸収し、SBSグループが保有する物流センターとの最適化などシナジー効果の発揮も見込んでいる。

■日本レコードセンターの概要(2010年12月31日現在)
名称:日本レコードセンター(株)
所在地:神奈川県厚木市上落合276-11
代表者:代表取締役社長片野浩一
事業内容:音楽・映像再生媒体(CD・ビデオ・DVD等)の保管管理、配送
資本金:4億5000万円
設立年月日:1978年3月15日
株主:日本ビクター55.98%、ビクターエンタテインメント(日本ビクター子会社)30.37%、テイチクエンタテインメント(日本ビクター子会社)12.19%、その他1.46%
株主資本:84億2400万円(2010年3月期)

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース