住友電気工業と住友電装は2月14日、ベトナムと中国に自動車用コネクタを製造する子会社を設立すると発表した。
両社は主力製品である自動車用ワイヤーハーネスの全生産量の9割を海外で生産。これに伴い、ワイヤーハーネスを構成する部品であるコネクタについても、ワイヤーハーネスを製造するグループ会社への安定供給、物流を含めた製造コスト低減、為替変動リスクの回避などの観点から、現地調達の拡大を進めている。
中国では、中国国内・日本・米国向け、また、ベトナムでは、日本・米国向けのワイヤーハーネスの生産量がそれぞれ増加する計画であることから、両国における自動車用コネクタの安定供給をさらに強化するため、製造子会社を設立することにしたもの。
なお、ベトナムはすでに2010年10月に設立済み。
■製造子会社の概要
ベトナム
商号:SEWS-Components Vietnam, Ltd.
所在地:フンイエン省タンロンII 工業団地
資本金:2000万米ドル
出資比率:住友電装100%
事業目的:自動車用コネクタの製造・販売 自動車用コネクタの製造・販売
設立時期:2010年10月(設立済)
稼動時期:2011年10月
人員:約430人(2011年末)
売上計画:1400万米ドル(2012年度)
中国
商号:常熟住電装汽車部品
所在地:江蘇省常熟市(予定)
資本金:1000万米ドル
出資比率:住友電装100%
事業目的:自動車用コネクタの製造・販売 自動車用コネクタの製造・販売
設立時期:2011年2月
稼動時期:2012年6月
人員:約360人(2012年末)
売上計画:1億1800万元(2013年度)
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