阪急阪神エクスプレスは2月17日、ジャイアントパンダ2頭を中国・四川省の自然パンダ保護区(中国保護大熊猫研究中心)から東京都恩賜上野動物園へ2月21日に輸送すると発表した。
<パンダ特別塗装機FLY!パンダ>
2頭のパンダは、四川省・成都空港から上海・浦東国際空港を経由し成田空港に到着後、輸入通関手続きを経て上野動物園へ向かう。上海・浦東国際空港からは、全日本空輸(以下:ANA)のパンダ特別塗装機「FLY!パンダ」を使用予定。
輸送中は、機内貨物室で輸送適温に近づけるための工夫を施し、成田空港到着後は指定地外での輸入通関手続きを速やかに行って所要時間を短縮するなど、輸送中にパンダが安全かつ快適に過ごせるよう、自然パンダ保護区を始め上野動物園およびANAとの綿密な打ち合わせを行いながら輸送準備を進めてきた。
同社は日本に初めてパンダやコアラを輸送したフォワーダーであり、他にもゾウ、トラなどの大型動物を始めシャチやペンギンなど様々な動物輸送の実績を持っている。動物輸送のパイオニアとしてこれまでの経験と実績を駆使し、万全の体勢で輸送に臨むとしている。
なお、当日は四川省から上野動物園まで双方の飼育員と獣医が同行してパンダの容態を確認する。