フェデックスは11月15日、ジャイアントパンダのメイシャン(25歳)、ティエンティエン(26歳)、その2頭の子どもであるシャオチージー(3歳)が、11月9日にワシントン D.C.からフェデックス・エクスプレスのチャーター便で中国の成都に到着したと発表した。
<スミソニアン国立動物園から中国の成都までフェデックス・パンダ・エクスプレスで輸送>
3頭のジャイアントパンダは、スミソニアン国立動物園とコンサベーション・バイオロジー・インスティテュート(Smithsonian’s National Zoo and Conservation Biology Institute)の協力のもと、11月8日にフェデックス・エクスプレスのボーイング777F型機、フェデックス・パンダ・エクスプレスで輸送された。
フェデックスは長きにわたり、中国当局や世界各国の動物園と協力し、中国と各国間におけるジャイアントパンダの安全な輸送に尽力してきた。継続的な企業の社会的責任および環境保全活動の一環として、フェデックスはパンダの輸送費用を寄付している。
3頭のパンダはスミソニアン国立動物園とコンサベーション・バイオロジー・インスティテュートの動物ケアの専門家の付き添いのもと、フェデックスが提供した特注の輸送用ケージで中国まで輸送された。今回のワシントン・ダレス国際空港から中国・成都双流国際空港までの太平洋横断便では、パンダの他に貨物として竹や水、また好物であるサトウキビ、リンゴ、ナシなどの食糧も輸送された。
安全で快適なフライトを実現するため、3頭のパンダには事前に輸送ケージに慣れるための時間が設けられた。また、成都に到着後には新しい飼育員により駐機場で迎えられた。3頭は中国の臥竜区(Wolong)にある神樹坪基地(Shenshuping)へ移送され、約30日間隔離される予定。
また、フェデックスはパンダをスミソニアン国立動物園から空港まで安全に輸送するため、ワシントン D.C.でのトラック輸送と物流面での支援も行った。また、今回の輸送や2000年に行われたメイシャンとティエンティエンの中国からスミソニアン国立動物園への輸送、メイシャンとティエンティエンの子パンダのスミソニアン国立動物園から中国への輸送などを含め、過去20年間において10回の個別の航空便で15頭のパンダを輸送した。