郵船ロジスティクスは3月10日、グループ会社の上海郵申国際貨運が、航空貨物輸送中に起こり得る貨物へのダメージを低減するための器具「ULDコーナーガードコネクター」を独自開発し、実用新案を取得したと発表した。
<ULDコーナーガードコネクター>
<使用例>
<ULD積みつけ作業>
今回中国で実用新案を取得した「ULDコーナーガードコネクター」は強度のない貨物が大量出荷されるときに使用し、カートンの角を固定・保護するもので、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)でできている。
郵船ロジスティクスグループは、航空貨物の輸送品質の向上を目指し、従来から貨物のULD化を進める取り組みを行なっている。これによりカートンの水濡れやへこみといった貨物へのダメージが大幅に低減するとしている。
なお、ULD(UnitLoadDevice)とは、航空貨物運送用パレット。出発地において航空会社に代わってフォワーダーが自社の施設で個々の貨物をULDに積み付けを行い、航空会社に引渡すサービス。到着地では航空会社からフォワーダーがULD単位で貨物の引渡しを受け、フォワーダーが自社の施設でULDから個々の貨物の取り降ろしを行う。
郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結