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国交省/仙台塩釜港21日から一般利用可能に、燃料輸送進む

2011年03月20日/物流施設

国土交通省は3月20日、仙台塩釜港の一般利用は21日から可能となると発表した。

仙台塩釜港(塩釜港区)に入港するための外港航路は、17日より海上自衛隊と海上保安部が航路の測量を実施し、東北地方整備局と宮城県が啓開作業を実施していた。

同港には使用可能な大型石油取扱施設(タンク郡)があり、近くの岸壁に接岸を可能とするために、湾内2地域の合計9地点に存在する沈船などの撤去作業と航路確認の測量を現在実施し、20日深夜に作業が終了。

また、福島県の相馬港と小名浜港が20日から、災害対策に利用可能な港となった。これで、被災した15港中9港が利用可能となった。

さらに、被災地に向けた燃料油の輸送については、海上ルートにより日本海側の青森港、秋田港、酒田港、新潟港に石油船で輸送し、そこから陸路輸送している。

20日深夜に仙台塩釜港(塩釜港区)の利用が可能となることから、燃料油(ガソリン、軽油、灯油)を載せた内航石油船(鶴宏丸、2050kl、朝日タンカー)が、19日に名古屋港を出港し、20日午後にもう一隻の油送船(第5三鳳丸、2000kl、朝日タンカー)が出港している。

太平洋側の港に燃料油の海上輸送が可能になり、大量で効果的な物資輸送が進むものとみている。

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