三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は6月2日、大栄環境グループの三重中央開発から国内最大規模となる廃棄物複合リサイクル施設「エネルギープラザ」を受注し、建設に着手したと発表した。
<エネルギープラザ完成予想図>
474トン/日の一般廃棄物と産業廃棄物を焼却処理して回収熱を汚泥乾燥や発電に利用し、地域貢献にも役立てるもので、2014年1月に営業運転を開始する予定。
焼却設備で発生する熱エネルギーは、汚泥乾燥熱源や発電蒸気熱源として施設内で有効利用されるほか、周辺地域にも熱供給する。
また、焼却灰再資源化設備で無害化された灰は、三重中央開発が路盤材や建設骨材にリサイクルし、「エムワンアース」の製品名で販売する。
MHIECは主要プラントの設計・建設を担当。独自の技術により、多様な廃棄物を安定して処理し、排ガスなどの環境規制にも十分対応していく。
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